NVIDIA製のARMプロセッサ「Tegra」が初めてスーパーコンピュータに採用されることになった。これは、ARMプロセッサがIntelの領分にまで入り込みつつある新たな証拠と言える動きだ。
NVIDIAは米国時間11月14日、Barcelona Supercomputing Center(BSC)が、ARMアーキテクチャベースのエネルギー効率に優れたTegraプロセッサをNVIDIA製GPUと組み合わせた初のハイブリッドスーパーコンピュータを開発すると発表した。
BSCでは、現時点で効率とパフォーマンスが高いとされるコンピューティングシステムより2~5倍エネルギー効率に優れたシステムの開発を計画しているという。既存のスーパーコンピュータのほとんどは、Intel製プロセッサを使用している。
BSCで「Mont-Blanc」プロジェクトの責任者を務めるAlex Ramirez氏は、声明の中で次のように語っている。「現在ある多くのシステムではCPUだけでエネルギーの大半を消費しており、その割合は40%以上になることも多い。それと比較して、Mont-Blancのアーキテクチャでは、エネルギー効率に優れた演算アクセラレータとARMプロセッサを採用することで(中略)2014年までに4~10倍のエネルギー効率を実現する予定だ」
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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