イリノイ大学の米国立スーパーコンピュータ応用研究所(NCSA)は米国時間11月14日、イリノイ大学と米国立科学財団(NSF)が支援する「Blue Waters」プロジェクトへのスーパーコンピュータ提供に関して、Crayと契約を結んだと発表した。Advanced Micro Devices(AMD)の新しい16コアのプロセッサが採用される。
Crayによると、Blue Watersは、AMDの「Opteron 6200 Series」プロセッサ(開発コード名「Interlagos」)を搭載する「Cray XE6」スパコンが235キャビネット以上と、NVIDIA製のGPU「NVIDIA Tesla」を搭載して先ごろ発表となった「Cray XK6」スパコンの新たなバージョンが30キャビネット以上という構成になるという。これらが統合され、1つの強力なハイブリッドスーパーコンピュータとなる。
NCSAはこれまでIBMと手を組み、Blue WatersにIBMの「POWER7」プロセッサを採用する計画だったが、2011年に入りIBMがこの契約を打ち切っていた。
Crayによると、Blue Watersは科学計算において、平均1ペタFLOPS(1秒間に1000兆回の浮動小数点演算)以上の持続性能を発揮する見通しだという。
Crayが手がけるBlue Watersには以下のものが搭載される。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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