Appleは米国時間11月4日、「iOS 5.0.1」のベータ第2版を同社の開発者サイトにリリースした。最初にリリースされた「iOS 5」のアップデート版で、数件のバグを修正するとともに、初代「iPad」に新しい機能が追加されている。
同ソフトウェアがAppleの開発者サイトに最初に登場したのは2日で、一部の端末において「iOS」を新しいバージョンにアップグレードした後にバッテリ寿命が実際に短くなることをAppleが認めた直後だった。
バッテリ寿命の問題への対処に加えて、iOS 5.0.1では、初代iPadに対するマルチタスクジェスチャを可能にする。この機能は、それまでの各種ベータ版には搭載されていたにもかかわらず、iOS 5の最初のリリースでは削除されていた。
同アップデートでは、Appleの「iPad 2」用「Smart Cover」のセキュリティ問題も修正されている。画面ロックのパスワードを知らないユーザーでも、端末の所有者が起動している任意のアプリケーションにアクセスできてしまう問題である。また、Appleの「iCloud」サービスにおけるドキュメントのバグと、「iPhone 4S」のディクテーション機能を利用するオーストラリアのユーザーに生じていた音声認識精度の問題も修正されている。
Appleは、同ソフトウェアアップデートを一般ユーザー向けに「数週間のうちに」提供するつもりだと述べたが、2つのベータ版のリリース時期が非常に近かったことから、同社はその予定よりも早いリリースを目指しているかもしれない。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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