英国のThe Guardianは先週、「iPhone 4S」のバッテリ寿命が短いという不満が顧客から寄せられていると報じた。さらに続報として、原因と思われるものとそれに対する一時的な対応策も示している。
The Guardianの現地時間10月28日付けの記事によると、サポートサイトでiPhone 4Sのバッテリ消耗が早いことに不満を訴えているあるユーザーに対しAppleが連絡を入れ、診断ファイルを送付したという。ユーザーは診断結果のファイルをAppleに分析用に返送している。同サイトによれば、最小限しかiPhone 4Sを使用しない場合でもバッテリが数時間しか持たないと多くのユーザーが訴えているという。
The Guardianは今回、ユーザーが物理的に別のタイムゾーンに移動したことを検出してそれに応じて電話の時計を設定し直す、iPhone 4Sのロケーションベースの機能が問題の原因かもしれないと報じている。
同端末ではタイムゾーンを設定する機能において、電話の位置を確認するために、絶えず携帯電話の基地局にアクセスしている。iPhone 4Sの位置追跡設定では、基地局信号の強度に関する情報に三角測量を適用して、端末の位置を割り出している。
The Guardianは、同機能をオフにしてもあまり問題が改善しないユーザーも一部にはいたこと、また、Apple自体はまだ具体的な原因を特定していないことも付け加えている。しかし、この一時的な対応策は試してみる価値がありそうだ。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス