最新の報道によると、Appleの消費者向けアプリケーション担当バイスプレジデントを務めるJeff Robbin氏は、テレビの発売に向けて取り組む社内チームを指揮しているという。
複数の情報筋からの話として伝えたBloombergによると、Robbin氏のチームは現在プロトタイプを開発中だが、Appleがテレビの発売に至らない可能性も依然として残っているという。
AppleのテレビにRobbin氏が関与している点は、注目に値する。10年以上前にAppleに入社した後、同社の「iTunes」事業を率いてきたRobbin氏は、「iPod」の開発にも関わったことで、Apple幹部陣の中でも鍵を握る人物となっている。
Appleのテレビに関する噂は過去数年の間たびたび浮上したが、同社の共同設立者であるSteve Jobs氏が生前に残したコメントにより、最近のホットな話題になっている。
Jobs氏は、同氏の伝記の著者であるWalter Isaacson氏にこう語っていた。「わたしは、使いやすさを追求した統合型テレビセットを開発したい。これは、ユーザーのあらゆる端末や『iCloud』とシームレスに同期されるだろう。考えられる限り最もシンプルなユーザーインターフェースを備えるものになる。わたしはついに解をみつけた」
Bloombergの情報筋によると、Robbin氏とそのチームはこの夢を実現するため取り組んでいるという。テレビ内のソフトウェアにより、ユーザーはケーブルテレビや「Netflix」など複数のプラットフォームにまたがる映画やテレビ番組を1つの表示エリアでチェックできるようになると、情報提供者らは述べた。現在ではたいていの場合、ケーブルテレビ用のセットトップボックスとNetflixに別々にアクセスして、個別の画面でコンテンツを探さなければならない。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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