Adobeは同日、Webフォントサービスの提供企業であるTypekitを買収したことも発表した。サブスクリプション形式で、企業が著作権等の問題に煩わされずに自社サイトでWebフォントを活用できるサービスであり、これも将来的にCreative Cloudの一部として利用できるようになるという。
CSファミリーのサブスクリプション提供と合わせ、これらのCreative Cloudサービスは「ソフトウェアの提供形式がどうあるべきかについてのAdobeのチャレンジ」であるという。
1日目の基調講演では、そのほかにもAdobeの電子雑誌配信ソリューション「Adobe Digital Publishing Suite」(ADPS)について、電子雑誌アプリ単体での課金形式となる「Single Edition」を提供することが発表された。
従来のADPSは、比較的大規模なメディア企業向けの料金設定となっていたが、新たに提供されるSingle Editionでは、料金形態が1つのアプリあたり395ドルと安価に設定されている。ビジネスモデル的に従来のADPSを適用しづらかった、個人ベースや小規模な配信数の電子出版にも活用できるようになるとしている。制作は、従来のADPSと同様にInDesignで行え、作成したドキュメントをCreative Cloud上で共有して共同編集を行うことも可能となっている。
Digital Publishing SuiteのSingle Editionは、iPad向けが11月末より、その他のタブレット機向けについては2012年中の提供が予定されている。
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