サムスンが、ベルリンで開催中のIFAエレクトロニクスショーの展示ブースから「Galaxy Tab 7.7」タブレットを撤去した。Appleがドイツで、比較的大型の「Galaxy Tab 10.1」に対する販売差し止め命令に続き、Galaxy Tab 7.7に対する差し止め命令を勝ち取ったことを受けた措置だ。
知的財産関連のブログ「Foss Patents」は米国時間9月3日にGalaxy Tab 7.7撤去のニュースを報じ、Galaxy Tab 10.1に対する差し止め命令との関連か、新たにGalaxy Tab 7.7に対して差し止め命令が出たのかと書いていたが、Bloombergは4日、Galaxy Tab 7.7に対して差し止め命令が出たことを確認した。2日の時点でGalaxy Tab 7.7は、「ドイツでは非売品」と書かれたステッカーを貼った状態でIFAに展示されていた。
Bloombergによると、サムスンのJames Chung氏は、Galaxy Tab 7.7に対する販売差し止め命令が2日に出たと述べたという。Bloombergは、「サムスンは裁判所の判断を尊重する」というChung氏の言葉を引用し、今回の裁判所命令により「ドイツにおける消費者の選択が厳しく制限される」とサムスンは考えている、と同氏が述べたと付け加えた。また、Appleにコメントを求めたが回答を得られなかったとBloombergは報じている。
Appleは8月にデュッセルドルフの裁判所で、Galaxy Tab 10.1の販売を禁止する仮差し止め命令を勝ち取った。仮差し止め命令は当初、欧州連合(EU)のほとんどすべての国に適用されたが、裁判所はその後、国外には管轄権を有しないとして、差し止め命令の範囲をドイツのみに制限した。
Foss Patentsは3日にも、サムスンのドイツ版サイトからGalaxy Tab 7.7が削除されていると報じている。また、ブログ「This is my next」は、サムスンがIFAのブースからGalaxy Tab 7.7関連の表示を撤去する前後の写真を公開した。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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