「iPhonegrapher」の著者が送る第2弾。iPhonegrapherはiPhoneで撮影した作品の写真集だったが、本書はiPhoneで写真を撮影するためのテクニックが中心で、実践的な内容になっている。iPhoneだけでここまで撮れるのかと驚くだろう。
構成はテーマに沿った1枚の写真を元に「撮影ポイント」「補正テクニック」「補足」となっている。ページをぱらぱらとめくって、こんな写真が撮りたいと思った箇所を読むのも良いが、最初から通して読むことで普段の撮影では気づかなかったポイントが分かる。
撮りっぱなしの写真ではなく、少し補正するだけで作品の印象がかなり変わったり、同じ被写体でも構図次第で印象が変わったりするのを見ると、今までiPhoneで何気なく撮っていた写真はなんだったのだろうと思う。
写真関連のiPhoneアプリも見開きでたくさん紹介されている。写真アプリは多数出ているため、いろいろ試しながら自分にあった1本を見つけるのが楽しい。本書で紹介されているアプリは、そのようにして著者が厳選した使いやすいものばかりだ。まずはこの中から選んでみるのもいい。本書を読んだら、すぐにiPhoneを取りだして目の前の風景を撮影したくなるだろう。
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