半期に一度のブックレビュー総ざらい。2011年1月~6月にご紹介した書籍の中から、改めて10冊を厳選して紹介したい。暑くて外に出るのが億劫なら、読書に励むのはいかが?
◇仕事をためこまない人になる5つの習慣(青春出版社)
他人の「仕事術」を自分のモノにするのはやっぱり難しいと思う原因は何だろうか。人のやり方を表面的に真似しようとしているために、うまくいかないというのなら、問題の本質を見誤っているのかもしれない。本書では、行動の原理原則である「メンタルモデル」という考え方を軸に、仕事術とその応用方法が丁寧に解説されている。問題の本質を知れば、自分に合った仕事術を編み出せるだろう。
◇ノマド出張仕事術(実業之日本社)
難しいことは考えず、明日からの出張ですぐに役立つワザを知りたい時に、まず目を通すといい。特に出張慣れしていないと、どういうことが出張中に問題になるのか想像がつかないこともある。事前に知っておくだけで、無駄な出費や時間を取られずに済むし、移動中の時間でさえも有効に使える。
◇29歳からの人生戦略ノート(日本実業出版社)
30歳前後というのは、仕事にも私生活にも余裕が出てくるのと同時に、ずっとこのままの状態でいいのかという不安や焦りも出てくる年齢のようだ。ただ漫然と不安を抱えたままでいるのは得策ではない。本書では「たった1行」から始める「人生戦略ノート」の作り方を紹介している。モヤモヤとした思いを書き留めることで、次の行動へとつなげよう。
◇イラストとクラフトで手づくりライフログノート(技術評論社)
人生を記録する「ライフログ」は、デジタルが良いとは限らない。手書きの良さを活かして、自分にしか作れない記録を残そう。ペンやノートにこだわるのはもちろん、イラスト、写真、スクラップ、チケット類に、シールやマスキングテープ、各種スタンプなどの道具を自在に組み合わせて工夫したノートは、何度見返しても楽しくてわくわくするものだ。
◇リーディング3.0(東洋経済新報社)
本だけでなく、新聞、雑誌、ウェブサイトなど、多くの文字情報を読んで活用するための読書法が「リーディング3.0」。読んだ後にソーシャルで共有し、フィードバックによって自分の情報に磨きをかけるところまでを含む新しい読み方だ。単に情報を取り入れて終わりでは発展性はないが、広く情報を共有することで、人の役に立つだけでなく自分にもメリットがもたらされる。
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