Hewlett-Packard(HP)でPersonal Systems Group(PSG)のエグゼクティブバイスプレジデントを務めるTodd Bradley氏は、本体から切り離されることになったとしても、同部門はPC市場を主導するだろうとの見解を示した。
Bradley氏は米国時間8月30日にReutersに掲載されたインタビューの中で、今後長きにわたって引き続きPSGがPC事業で支配的地位を占めるとの予想を語った。さらに、HPは今後も、「サムスンからLG、Microsoft、Intelに至る当社のあらゆる大手サプライヤーにとって、最大の顧客ではないにせよ、顧客の1社である」と付け加えた。
HPは8月18日、同社の事業を中核能力に集中させるという驚くべき発表を行った。同社は「HP TouchPad」タブレットの開発を打ち切ったほか、「webOS」ソフトウェアの新たな活用方法を模索すると述べた。HPはまた、PSGの取り扱いについても、スピンオフで独立企業にする可能性も含め、新たな道を模索する計画だと発表した。
Bradley氏は、PC事業がHPから切り離されるかどうかについて具体的に言及しなかったが、少なくともHPが同事業を売却することはないだろうとの見方を示した。AcerがHPのPC事業買収に関心を寄せているのではないかとの噂については、Bradley氏は「数字は、そうした戦略がうまくいくことを裏付けていない」とReutersに語った。
HPがPC事業を売却しないとの判断に関する今回の発言に先立ち、8月29日の報道は、同社が売却の考えを否定したと伝えていた。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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