Hewlett-Packard(HP)は米国時間8月18日、今後2四半期の業績予測を下方修正するとともに、「webOS」搭載端末の事業を閉鎖すると述べた。
同社は、webOS搭載端末(具体的には「TouchPad」とwebOS搭載電話)の事業を閉鎖する予定であると述べた。webOS端末部門の閉鎖にはコストがかかる見込みという。また同社は、PC部門の分離も計画している。
HPは、webOS搭載端末とその関連事業の再編成と閉鎖に伴うコストは、2011会計年度利益の1株あたり1.16~1.23ドルに相当する見込みであると述べた。TouchPadの売れ行きが思わしくないことをうかがわせる兆候はあったが、webOS端末事業を完全に閉鎖するとは予測されていなかった。
HPの第3四半期の売上高は312億ドル、1株あたり利益は93セントになる見込みという。非GAAPベースの利益は1株あたり1.10ドルになる見通し。金融アナリストの予測では、売上高311億7000万ドル、1株あたり利益1.09ドルであった。
HPが懸念しているのは第3四半期の業績だけではない。同社は第4四半期の売上高は321~325億ドルになる見込みだと述べる。非GAAPベースの利益は1株あたり1.12~1.16ドルの見込み。金融アナリストの予測は、売上高339億9000万ドル、1株あたり利益1.31ドルであった。
HPの業績予測からは、経済的に不安定なこの時期においてDellなどのライバル企業よりも苦戦していることがうかがえる。またHPは、英国Autonomyの買収に向けて交渉中であることも認めた。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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