既報のとおり、プライバシー機能などをアップデートすると発表しているFacebook。8月24日にはアジア地域向けに電話会議を開催し、あらためてその内容を説明した。
まず、これまで設定ページで管理していたプロフィールの共有範囲設定については、出身地や写真アルバムなど、各項目の横にメニューを用意し、その範囲を変更できるようにした。
また、「写真にユーザーをタグ付けする」といったタグ管理については、新たに承認ツールを提供する。タグ付けされた写真や投稿が掲載される前に、タグ付けされたユーザーは、掲載の承認や却下を実行できるようになる。
投稿時の機能としては、投稿の共有範囲の設定方法を変更し、投稿の際に選択できるようになった。投稿後の共有範囲変更にも対応したほか、これまで友人にのみできたタグ付けについては、友人以外でも付けられるようにしている。
これまでスマートフォンアプリ向け機能の「スポット」でのみ使用していた位置情報については、近況や写真などを投稿する際にも付与できるようになる。そのため、スポット機能については今後サービスを廃止していく予定だという。
そのほか細かい点では、投稿時のオプションとしてあった「すべてのユーザー」という表現を「公開」という文言に変更するなどしている。
投稿時の位置情報付与など、Googleの「Google+」を意識するような点も見受けられるが、今回のアップデートは数カ月前から予定していたものであるという。
今後はまず米国時間8月25日より一部ユーザーに対してアップデートを実施。その後数日以内にすべてのユーザーに対してアップデートを実施するという。アップデート実施前には、サイト上でのアナウンスが行われる予定。
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