台湾の携帯端末メーカーHTCは、特許を侵害しているとしてAppleを再び提訴した。これによって両社間の法的な争いはさらに激化した。
Reutersは米国時間8月16日、HTCによって、Appleが同社製品ラインである「Mac」コンピュータ、および、「iPad」「iPod」「iPhone」などの端末の販売において2件の特許を侵害していると主張する訴状が、米デラウェア州連邦地方裁判所に提出されたことを報じた。HTCは、Apple製品の米国への輸入停止と、補償的損害賠償に加えて、故意侵害に対する3倍賠償を求めている。
HTCは、米国際貿易委員会(ITC)にも同様の訴状を提出している。ITCには輸入禁止を命じる権限があるが、対立する企業はその権限が行使される前に和解することが多い。
HTCの法務顧問を務めるGrace Lei氏は、「Appleによるわれわれの知的財産の侵害をITCに訴えるのはこれで3度目だ。Appleはその製品において、われわれの特許発明を侵害することをやめる必要がある」と述べた。
Apple関係者から、今回の訴状に関するコメントを得ることはできなかった。
問題の特許は、複数の端末の接続を可能とするWi-Fi機能と、電話とPersonal Digital Assistant(PDA)を組み合わせるためのプロセッサ技術に関するものである。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス