Appleの直営店に見せかけた複数の偽店舗の存在がここのところ注目を集めているが、ついにAppleの注意も引いたようだ。
Appleは、米国時間7月25日にニューヨーク州東部地区米連邦地方裁判所に提訴した商標権侵害訴訟で、企業3社と個人50人あまり、さらにその他の事業者を被告に挙げている。この中には、Apple直営店と同じような名前にしたと見られるニューヨーク州フラッシングの偽店舗Apple Storyも含まれる。
AppleInsiderが8月4日付で伝えたこの訴訟については、顧問弁護士と当事者たち以外にはすべて非公開となっているため詳細は不明だ。ただし7月25日に提出された訴状は、名指しされた被告に対し、一方的緊急差し止め命令と仮差し止め命令を求めている。
中国南西部の雲南省昆明市にある偽店舗の写真と詳細が公開されたことをきっかけに偽店舗をめぐる関心が広がったことを受けて、現地当局は最終的に2店舗に閉鎖を命じた。Reutersの報道によると、閉店につながったこの調査では同地域にあった5店舗すべてにおいて、サードパーティーの認定リセラーから購入したApple製ハードウェアを販売していたことがわかったという。昆明市の店舗に関する情報を投稿した米国人ブロガー「BirdAbroad」はその後、米国にある店舗も含めさらに複数の偽店舗を紹介している。
今回の訴訟についてAppleにコメントを求めたが、回答は得られなかった。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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