複数の報道によると、AppleとAT&Tの両社は、「iPhone 5」の発売が見込まれている2011年9月に合わせて従業員の増員を進めているという。
MacRumorsによると、Appleは2011年初秋に米国の直営店「Apple Store」のスタッフを増やす予定だという。SlashGearをはじめとするテクノロジ系ニュースサイトは先頃、Appleが8月から10月の期間、英国内のスタッフを増やそうとしていることを報じたばかりだ。
Appleは休日や新製品の発売、米国の新学期シーズンに対応するため、すでに退職した従業員にも同社でのパートタイム就業を呼びかけているという。8月15日~9月15日の期間に勧誘を受けた元従業員の話としてMacRumorsが伝えている。
2011年夏の終わり頃に直営店スタッフを増員するのは、もちろん新学期を迎えた学生客が増えることへの対応だろうとMacRumorsは指摘している。しかし、2011年秋にiPhone 5が発売される予定であるとすれば、そのタイミングは、Appleがその新機種を店頭に出す準備に必要な数週間という時期と一致する。
ある情報筋がBoy Genius Reportに語ったところでは、AT&Tも9月に同社の店頭に訪れる客足が増えることを見込んで、従業員に準備作業を急ピッチで進めるよう促しているという。通信事業者であるAT&Tは、同社のマネージャーと従業員に対し、新機種の発売時期に対応できるよう、現在行われているどのトレーニングについても、できるだけ早く終了させるよう求めている。
iPhoneを扱う米国のもう1つの通信事業者であるVerizonは、iPhoneの次期モデルの発表は今年の秋になると予測している。Verizonの次期最高経営責任者(CEO)のLowell McAdam氏は先頃、確信はないが、新しいiPhoneのデビューは今年の秋になるだろうと語った。
McAdam氏は米国時間7月22日、電話会議で次のようにコメントしている。「(iPhone 5の発売時期は)Appleに問い合わせた方がいいが、われわれはおそらく今年の秋頃になると予想している。その時期になったら大きな飛躍を目にすることになると思う」(McAdam氏)
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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