Appleのストリーミングボックス「Apple TV」向けに新しいソフトウェアアップデートが公開され、同製品にストレージが内蔵されていないことを補うものとして、購入済みの動画コンテンツを見たいときにいつでも視聴できる機能が追加された。これにより、99ドルのApple TVでは、購入したテレビ番組をAppleのサーバから直接オンデマンドでストリーミングすることができ、また、同製品から直接コンテンツを購入することもできるようになる。
購入済み動画をサーバから提供するというこの動きは、決して小さな機能追加ではない。レンタルのみのモデルに移行したApple TVの最大の失敗は、(ローカルにコンテンツを保存できないようにしたことを除くと)レンタル番組を提供するテレビ局がほんの一握りであるため、動画コンテンツの数がさらに限定されてしまったという点である。回避策の1つは、コンピュータか「iPhone」や「iPad」などの「iOS」搭載端末をもう1台使用して、そこに購入したコンテンツを保存することであった。Appleは今回、コンテンツを同社独自のサーバに保存し、必要なときにいつでも利用できるようにすることで、その失敗の責任をとったことになる。
米国時間8月1日にリリースされたアップデートでは、テレビ番組に関するこの機能に加えて、「Vimeo」からのウェブビデオが追加された。Vimeoは、Googleの「YouTube」やYahooの「Flickr」といったウェブサービスに並んで人気の高いアプリケーションである。
アップデートの正式バージョン番号は、4.2.2から4.3に更新されている。
米国太平洋時間午前11時51分更新情報:MacRumorsは、購入したテレビ番組のダウンロード機能が同社の「iTunes」ソフトウェアと、iPhoneやiPadなどのiOS搭載端末に追加されたと述べている。これによりこれらの端末のユーザーは、これまでに購入済みのコンテンツを再ダウンロードすることができる。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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