本名使用に関するコミュニティーの標準規約で苦労している「Google+」において、この24時間でかなりの数のアカウントが削除され、ユーザーに疎外感と恐怖を与えている。
Limor Fried氏(別名Adafruit IndustriesのLadyada)のアカウントは一度削除されたが、影響力が大きいことから復元された。Fried氏は先頃、WIRED Magazineの表紙に取り上げられている。
GoogleはLimor Fried氏のGoogle+プロフィール「Ladyada」を一時停止したが、不満の声が殺到した後、不思議なことに同氏のアカウントは復元された。削除されたほかのアカウントはFried氏のような有利な立場にはない、と言うにとどめておこう。
多くのアカウントが削除され、記事執筆時点である米国時間7月23日アカウントの復元には至っていない。
筆者は23日午前、過去のGoogle+関連記事の情報筋からメッセージを受け取った。同氏は、Google+から「あなたのプロフィールを精査した結果、われわれはあなたの登録名が弊社のコミュニティー標準に違反していると判断した」とされ、アカウントが停止してしまったという。
次に受け取った同じ内容のメッセージを数通読むと、Google+が大量のアカウント停止に乗り出したことは明らかだった。
Googleの元社員であるKirrily “Skud” Robert氏は当初、本名使用に関するGoogle+の声明を賞賛していたが、同氏のアカウントも停止となった。Kirrily “Skud” Robert氏は「Google+から出入禁止を食らった」という記事の中で、次のように書いている。
22日午後、私は飛行機から降りた後、Google+アカウントが停止されたというのは本当かと尋ねる大量のツイートや電子メール、ブログコメントが寄せられているのに気づいた。何とかWi-Fiを受信してチェックしてみると、確かに私のアカウントは停止されていた。
GoogleはRobert氏にID認証を求めている。同氏は次のように続けた。
Google+はその後、私の名前(聞かなくても分かるはずでは?)と電子メール(同上)、プロフィールへのリンク(同上)を尋ね、文書の提出を求めた。私は写真ID(それが何であれ「個人情報」を曖昧にしている)のスキャンでも、私の登録名が本名であることを証明するウェブサイトへのリンクでもどちらでも用意できる。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス