ソーシャルネットワーク参入に向けたGoogleの最新の取り組みである「Google+」のユーザー数が1000万人に達したことが正式に明らかにされた。
今週に入り、第3者による推定値として1000万人という数字が公表されていたが、Googleの最高経営責任者(CEO)であるLarry Page氏がこれを正式に認めた。同氏は、同社の第2四半期決算報告の電話会議の冒頭の数分間を割いて、Google+とその機能について述べた。
Page氏は電話会議前の声明で、「実生活と同じような共有を可能にするGoogle+に対する素晴らしいレスポンスを非常にうれしく思っている」と述べた。続いて電話会議の冒頭でもGoogle+について語り、同製品は、同氏が自社で開発したいと考える、明確で簡単に使用できる製品を表すよい例であると述べた。またPage氏は、「Circles」や「Hangout」といった機能は、実生活における人々の間の交流を模倣するものであると指摘した。
Googleは2011年6月下旬に、Google+をベータ版にも満たない状態で、ほんの一部のユーザーのみに提供開始し、その後、これらのユーザーがその友人や家族を招待できるようにした。Page氏は、同サービスはまだ「実地テスト」の段階にあり、現時点では使用に「多くの障壁」を抱えているが、同社は同サービスにアクセスできるユーザーの数を引き続き増やしていく予定であると述べた。1000万人達成は、同プロジェクトに従事したチームによる「素晴らしい業績」であるとPage氏は述べた。
ユーザー数以外にも、同サービス上では「膨大な数のアクティビティ」があり、毎日10億以上の項目が共有され、受信されているとPage氏は述べた。「+1」ボタンもこれに貢献しているという。+1ボタンは現在、ウェブ全体で1日あたり23億回利用されているとPage氏は述べた。
Page氏は決算報告の電話会議で、「われわれは、歯ブラシのように人々が1日に2度使用する製品を開発したいと考えている」と述べた。「『Plus』についてはまさにそう考えており、全般的にGoogleおよびその製品のすべてにおいて、アイデンティティエクスペリエンスを統一したいと考えている」(Page氏)
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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