フルスクリーンアプリケーション:以前から「Windows」とMacには明らかな違いがいくつかあるが、その1つは、Windowsが簡単にフルスクリーンに切り替える(最大化する)ことができるのに対して、Macのアプリケーションは常にウィンドウとして立ち上がる(そしてずっとそのままである)ことだった。Lionでは、Macコアアプリケーションであれば、アプリケーションウィンドウの右上にある斜めの矢印アイコンを使ってフルスクリーン表示に切り替えられるようになった。この機能は、「iWork」や「iLife」アプリケーションなど、OSと独立したApple製のMacソフトウェアでも使えるが、Mac App Store経由でこれらのソフトウェアをアップデートして、フルスクリーン機能を追加する必要がある。Appleは、フルスクリーン機能をAPIとしてサードパーティーの開発者にも提供するとしているので、お気に入りのアプリケーションの多くが近々アップデートされて、フルスクリーン機能をサポートするのを期待しよう。
フルスクリーン表示にすると、3本の指で横にスワイプするといったマルチタッチジェスチャで、アプリケーションをスムーズに切り替えることができる。フルスクリーン表示中にDockを見るには、カーソルをスクリーンの下部に移動させて、指を離してから下方向に再度スワイプする。Appleは長年、独特の設計美学にこだわってこの基本機能を導入しなかったが、とうとうLionで使えるようになった。本当にうれしいことだ。
Mission Control:Mac OS Xシリーズは長い間、Appleが「Expose」と呼ぶさまざまな操作機能で、開いているアプリケーションやウィンドウに素早くアクセスするための方法を数多く提供してきた。しかしLionで導入された「Mission Control」では、開いてあるアプリケーションとウィンドウをすべて表示し、現在作業中のものを1つの画面で簡単に探すことができる。Appleはまた、「Spaces」(作業を整理するための別のデスクトップ機能)をMission Controlに統合した。Spacesには、Mission Controlウィンドウの右上隅にあるフローティングアイコンを使う。作業を別のスペースに移動させたい場合は、Mission Controlを立ち上げて、移動させたいウィンドウをクリックしてフローティングアイコンまでドラッグし、追加のデスクトップを作成する。
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