「Google+」の新規招待者数を段階的に増やすグーグル--開発チームの描く青写真 - (page 4)

Stephen Shankland (CNET News) 翻訳校正: 川村インターナショナル2011年07月12日 11時27分

法人ユーザーからの需要も

 Googleは、Google+を求める法人ユーザーからの需要に対しても取り組んでいる。これは、1人の個人と関連づける必要がないFacebookページに相当する機能だ。

 GoogleのプロダクトマネージャーであるChristian Oestlian氏は7月6日、Google+の投稿で、法人向けアカウントは2011年中に登場する予定だと述べた。また同氏は、Googleが個人以外に帰属する既存アカウント(少なくともその大半)を停止する予定であることも明かした。

 Oestlian氏はこのオプションに関する動画の中で、「現在のところ、われわれは主に消費者向けの体験の最適化に注力しているが、素晴らしいエンジニアチームは、法人向けに同じように最適化されたGoogle+体験の構築に取り組んでいる。われわれはこの取り組みに非常に張り切っており、2011年中に公開したいと考えている」と述べた。

 複数の企業がすでにGoogle+に参加しているが、Google+は現時点でそうした企業向けに「最適化」されていない、とOestlian氏は述べた。そして、Googleは実際に提供したいと考えている機能のテスト計画を進めると同時に、それらの法人アカウントを停止する予定だ。

 われわれが開発中の法人向け体験は、法人にとっての利便性という点で、消費者向けプロフィールをはるかに上回るものになるはずだ。その開発が終わるまで、忍耐強く待っていてほしい。それまでの間、われわれは法人ユーザーに対し、通常のプロフィールを使ってGoogle+ユーザーとつながるのを阻止していく。われわれのポリシー担当チームがプロフィール所有者に対し、個人ユーザーに帰属しないプロフィールを停止するよう積極的に働きかけていく予定だ。

 向こう数カ月にわたって、われわれはマーケティングパートナー数社と小規模な実験を行い、Google+の体験にブランドを組み込むことの効果を検証するつもりだ。このパイロットテストは少数の著名なパートナーとともに開始する。

 すでにGoogle+に参加している企業がいることを考えると、少なくとも一部の企業は最適化されていない体験でも何もないよりはまだいいと判断しているようだ。段階的な公開は、問題が大きくなる前に芽を摘んでしまう分別のある方法だが、Googleには、Google+をめぐる熱狂が続いている間に、それをうまく利用するという手もあるはずだ。

この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

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