Google+の招待プロセスは規則的には行われていない。招待が届かなかったと筆者に話した人もいれば、メッセージが届くのに何日もかかったケースもあった。また、Googleが新規登録を制限しているため、筆者が招待した人々の多くは登録が可能なときにうまくアクセスできるまで、処理が済んだかどうかを何度か確認しなければならなかった。
Besbris氏はコメントの中で、一定でないサービス提供状況について弁解した。
「われわれは成長を続けながら、同時に、すべてがうまく機能し続けられるように努力している。そのため、時には新規登録を停止や制限、促進して、サービスの安定性と高速性を維持しなければならないことがある。この組み合わせは予測不可能な印象を与えるかもしれない。(そのことについて)申し訳なく思っており、皆さんの忍耐に感謝している」(Besbris氏)
招待を処理する手段としては、先述の電子メールによる手法よりも、正式な招待のほうがはるかに有効だったであろうことは間違いない。ただ、Googleは慎重にことを進めている。
「少し時間を割いて、われわれが同システムをゆっくりと成長させている理由について説明したいと思う。まず、われわれは同サービスがスピードと信頼性を維持できるペースで、インフラストラクチャを拡大していきたいと考えている。第2に、実地試験に参加しているユーザーが比較的少ないうちに、バグを修復したい」(Besbris氏)
Googleはいくつかの微調整を施している。例えば2週間前には、もともとプライベート設定で投稿されたメッセージを全員に公開できる機能を削除している。6日には、プロフィール写真に関する別の変更も追加した。Google+のプロダクトマネージャーであるShimrit Ben-Yair氏はGoogle+の投稿で、「公開プロフィールやスクラップブックの写真を変更しても、公開メッセージがストリームに投稿されることはなくなり、ユーザーのサークル内の人々だけに通知されるようになった。したがって、サークル内の人々だけが投稿した写真に関する話し合いに参加できる」と述べている。
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