気を取り直し本体を起動してみると、Androidのマスコットである「ドロイド君」が表示され踊りだす。その後に現れるのが「Loading」の文字。ここで起動まで約30秒間待たされる。そしてようやくホーム画面が表示される。
ホーム画面にはブラウザやメール、カメラなど標準でインストールされているアプリが表示される。言語は日本語に設定されているほか、日本語入力アプリ「simeji」もプリインストールされているため、特殊な設定などは不要となっている。
動画や画像の再生はどうだろうか。試しに別途デジタルカメラで撮影した動画をmicroSDカードを経由して再生してみたが、シーンが飛び飛びでまともに視聴できなかった。画像についても、高解像度の画像は読み込み時間が長すぎて見れたものではなかったが、600pixelくらいまで縮小すれば何とか閲覧できた。
WiFiで接続してウェブサイトを見たが、動画が埋め込まれたページなど、よほど重たいサイトでなければ問題なく閲覧できる。また、付属のコネクタを本体底部に接続すれば、有線LANを使用してネットに接続することもできるという(私は何度も試してみたが繋がらなかった)。このコネクタにはUSB機器も接続できる。試しにUSBマウスを接続してみると画面にマウスポインタが表示され問題なく使えた。タブレット端末をマウスで操作する・・・不思議な感覚だ。
初期状態で一通り触ってみた後、そろそろ新しいアプリでもダウンロードしてみようかと、ホーム画面にある「App Market」というアプリを起動したところ、見たことのないページが表示される。そう、このApp Marketはオリジナルのアプリマーケットで、Googleの提供している「Android Market」とは別物なのだ。
そして、驚くことにこの端末、Android Marketには未対応だった。ブラウザでAndroid Marketへアクセスすることはできるが、アプリのインストールには失敗してしまう。つまりこのタブレット端末ではApp Marketで提供されているアプリしか利用できないということらしい。国内のAndroid端末と同じようにAndroid Marketを利用したいと思っている人は要注意だ。
また使っていて感じたのが、本体背面の発熱がすごいということ。バッテリ容量も少ないため少し操作しただけでかなりの速さで消費してしまう。何てことのない操作でも1時間くらいでバッテリが無くなってしまう。
以上、実際に操作してみて気になった点をいくつか紹介した。値段相応と言ってしまえばそれまでだが、正直もう少し使えるものかと思っていたので残念だ。「安物買いの銭失い」とはこのことか、と妙に納得する買い物となってしまった・・・。
*編集部注:海外製の端末を国内で無線接続した場合、電波法に抵触するおそれがあります。
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