Appleの象徴的な小売店を担当していた人物が同社を去ることになった。
Ron Johnson氏は、デパートストアチェーンJ.C. Penneyのプレジデント兼最高経営責任者(CEO)に就任する。The Wall Street Journalが米国時間6月14日午前、最初に報じた。
現在52歳のJohnson氏は、11月1日付でJ.C. PenneyのCEOに正式就任する。J.C. Penneyが6月14日に述べたところによると、同氏は8月1日より同社取締役会の一員になるという。
AppleはAllThingsDに対しJohnson氏の退職を認め、「同氏の後任の採用活動を積極的に行っている」と述べた。
Johnson氏は14日、声明で「わたしはCEOとして大手小売企業を率いることを常に夢見てきた。わたしは今日の米国小売業の中で唯一最大のチャンスは、デパートストアだと考えている。今回、J. C. Penneyがそれについて考え直す手助けをする機会を得られたことに興奮を覚えている」と述べた。
J.C. Penneyの声明によると、Johnson氏は同社の長期的な可能性に対する自信を示すため、同氏の個人資産5000万ドルをJ.C. Penney株式に投資するという。
Johnson氏は2000年1月、マーチャンダイジング担当バイスプレジデントを務めていたTargetからAppleに移籍した。
Appleでは、小売担当シニアバイスプレジデントを務めた。Johnson氏の監督下で、同社は320店舗をオープンし、2011年中にさらに40店舗の開店が計画されている。2010年、Apple Storeは世界で90億ドルの売り上げを記録した。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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