公共交通機関を利用したことのある人なら、バスや電車がいつもスケジュール通りに運行するわけではないことをご存じだろう。不測の事態は起こるものだし、停留所や駅での遅延に迂回、道路工事などを常に運行スケジュールに反映させることは不可能だ。そのため、利用者は目的地への最終的な到着時間について、多少の不安を感じることになる。
Googleは米国時間6月8日、モバイルおよびデスクトップ向けの「Google Maps」で、一部都市を対象とする公共交通機関の運行状況をリアルタイムで更新する機能の提供を開始した。バスの到着予定時間ではなく、バスが実際に到着する時間を確認できるので、通勤や通学時の不安がある程度軽減される。
モバイルデバイス上で停留所や駅のアイコンをタップしたり経路を計画したりすると、リアルタイムの出発時間とともに、運行状況に関するアラートや停留所での遅延情報が表示される。この機能はモバイルデバイス向け「Google Maps for Mobile」の最新版のほか、モバイルブラウザおよびデスクトップブラウザでも利用できる。
現在のところ、運行状況のリアルタイム更新機能を利用できるのは米国の4都市(マサチューセッツ州ボストン、オレゴン州ポートランド、カリフォルニア州サンディエゴおよびサンフランシスコ)と欧州の2都市(スペインのマドリッド、イタリアのトリノ)のみとなっている。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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