Hewlett-Packard(HP)は、The BeatlesのメンバーだったPaul McCartney氏の楽曲、動画、写真のアーカイブを、クラウド型デジタルライブラリに集約した。
HPは、McCartney氏が1971年に設立したMPL Communicationsと協力して、50年にわたる同氏の作品をデジタル化したプライベートコレクションを立ち上げた。
これは「Paul McCartney Digital Library」という名称で、The Beatlesの作品は含まれていない。
HP Enterprise BusinessのScott Anderson氏は、「このデジタルライブラリは、McCartney氏と同氏のメディア会社MPL Communicationsのために構築された」として、次のように述べた。「このライブラリはMcCartney氏のメディア事業を強化する助けになる。これにより、同氏の広範な個人コレクション全体にわたる資産を、これまでよりもシンプルかつ効率的に確認して特定し、活用できるようになる」
したがって、当面このアーカイブはMcCartney氏の個人的なライブラリということになるが、ライセンス契約を結んだりファンが利用したりできるよう開放される可能性もある。コレクションに含まれる写真の一部サンプルが閲覧可能となっている。
このプロジェクトは、企業または政府機関によるすべての取り組みにテクノロジを組み込むことで、顧客やパートナーへの対応を強化するHPのサービス「Instant-On Enterprise」の一例だ。また、プライベートクラウドの形態を採り、別の場所にバックアップファイルを保管するため、ロンドンにあるMPLのライブラリを自然災害から保護できる。
HPの商用データセンターで運用されているこのアーカイブには、McCartney氏直筆の絵画、手書きの歌詞、思い出の品々、50万枚を超える写真などがあり、この中には、McCartney氏の最初の妻である故Linda夫人が1960年代に撮影したミュージシャン達の写真も含まれている。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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