AppleとApple Corps、EMIは米国時間11月16日、The Beatlesの楽曲をiTunes Storeで販売開始したことを発表した。すでに「www.apple.com」と「www.thebeatles.com」のサイトに「The Beatles.Now on iTunes」と表示され、iTunes Storeでは販売が開始されている。
13枚のスタジオアルバムのリマスター版がiTunes LP付属で提供されるほか、「Past Masters, Vols. 1 & 2」「The Beatles 1962-1966 (The Red Album)」「The Beatles 1967-1970 (The Blue Album)」などのアルバムもワールドワイドで購入できる。いずれもアルバム全体か楽曲単位での購入が可能で、日本での価格はアルバムが2000円から3000円、1曲単位の場合は200円となっている。またThe Beatlesが米国で初めてコンサートを行ったときの様子を収めたフィルム「Live at the Washington Coliseum, 1964」のコピーを収めた「The Beatles Box Set」も用意されている。
Appleのサイトによると、iTunes Cardのスペシャルエディションもまもなく登場するようだ。
これまで、The Beatlesのデジタル楽曲をオンラインで(合法的に)入手することはできなかった。
Jobs氏が率いるApple Inc.と、1968年に設立されたThe BeatlesのレコードレーベルApple Corps Ltd.が、「Apple」の名称とロゴの使用に関して和解した2007年当時も、iTunes StoreでのThe Beatlesの楽曲配信が現実味を帯びてきたと期待されたが、同レーベルがEMI Musicとの提携に基づき、同社のカタログの一部について初のデジタル配信を開始すると表明した2010年7月になっても、これは実現しなかった。
Appleはこのニュースについて前日の15日より、「iTunesに関するエキサイティングな発表」により「明日、いつもと同じ1日が、忘れられない1日になる」と予告し、いったい何が発表されるのかと技術ニュースサイトを賑わせていた。
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