フィンランドの携帯端末メーカーNokiaは現地時間4月27日、Symbian従業員3000名をコンサルティング企業Accentureに移籍させるとともに、Nokia従業員4000名の削減を2012年末までに実施することを発表した。人員削減は、デンマーク、フィンランド、英国の社員が主な対象となっている。
今回の人員削減とAccentureとの合意は、Nokiaがデバイスおよびサービスに対する2013年の営業コストを2010年に比べて10億ユーロ(約14億6000万ドル)削減するための計画の一部である。
Accentureとの合意の下、Symbian OSの配布とサポートがAccentureのCommunications and High Tech Groupに引き継がれる。また、Accentureは、Windows Phoneに関するソフトウェアとサービスをNokiaなどに提供する。
Accentureとの合意に関する条件について発表はされなかったが、Nokiaの広報担当者Jennifer Lyons氏によると、Nokiaは、Symbianの知的所有権を保持するという。
Lyons氏は、「Accentureとの合意の範囲は、Symbianソフトウェアの開発活動をアウトソースし、販売を予定している1億5000万台のSymbianスマートフォンをわれわれが供給できるようになるのを支援することにあるが、プラットフォームの所有権や知的財産権の移管は含まれていない」と述べた。「今後もSymbianプラットフォームは、http://symbian.nokia.comでプラットフォーム開発者コラボレイターに利用可能となる」(Lyons氏)
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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