Amazon.comは、モバイルソフトウェア配信マーケットプレイスの名称に「Appstore」という用語を使用したことでAppleから2011年3月に訴えられたが、1カ月以上経ったこの時期、ついに対抗訴訟で反撃に出た。
カリフォルニア州北部地区連邦地方裁判所に米国時間4月25日に提出され、GeekWireが取り上げた10ページの書類の中で、Amazonは、Appleによる3月の訴訟内容を1つずつ検討した上で、「App Store」は十分すぎるほど一般的であると述べ、Appleの訴えを棄却するよう求めている。Amazonは自社の主張を裏付けるため、Appleの最高経営責任者(CEO)Steve Jobs氏が2010年10月の決算発表で行った発言を引用した。Jobs氏はその時、「Android」側の同様の提供物に言及して「app stores」と呼んでいた。
AmazonがAndroid向けアプリケーション市場の名称に「Appstore」という用語を使ったことを受け、Appleは2011年3月にAmazonを訴えた。Appleはこの時、Amazonに対する主張の中で、この法的措置は人々の混乱や誤解を防ぐためのものだと説明した。
この2語に関する権利をAppleが本当に持っているのかどうかは、今なおはっきりしないままだ。同社は、「app store」という名称の商標登録を試みている最中であり、その動きは競合各社も認識していた。
Appleの広報担当者Kristin Huguet氏は、この訴訟に関して新しいコメントはないと述べた。Amazonにもコメントを求めたが、まだ回答は得られていない。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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