日立製作所(日立)と日本オラクルは4月19日、日立の統合システム運用管理ソフトウェア「JP1」とオラクルのデータベースマシン「Oracle Exadata」を組み合わせたシステムの検証を共同で実施し、両製品の検証済み運用管理構成モデルであるリファレンスアーキテクチャを販売パートナーに対して4月20日から提供することで合意したと発表した。
この合意は、大規模環境で実績のあるJP1と高いデータベース処理性能が特長となるOracle Exadataを活用し、安定したシステム運用の実現を目的としたもの。今回の検証では、Oracle Exadataの構成を活かしながら、JP1のジョブ管理製品である「JP1/Automatic Job Management System 3」を用いて、高度で信頼性の高い業務の自動化を実現する構成を構築、検証したという。そのほか、JP1によって、Oracle Exadataを中核として構築したシステムを監視する手法も検証したとしている。
両社では今回の検証結果であるリファレンスアーキテクチャを文書化し、順次、両製品を取り扱う販売パートナー各社に提供していく。これにより、JP1とOracle Exadataを組み合わせたシステムの導入を迅速化するとともに、ユーザーのシステムにおいて、Oracle Exadataの高いデータベース処理能力のメリットを享受しつつ、使い慣れた運用管理ソフトによる安定稼働を可能にするとしている。
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