MS、オンライン版CRMとERP製品をAzureベースに移行へ

Mary Jo Foley (Special to ZDNet.com) 翻訳校正: 末岡洋子2011年04月12日 14時24分
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 Microsoftは米国時間4月11日、自社ERPとCRM顧客およびパートナー向けに米国アトランタで開催のConvergence 2011カンファレンスで、同社ERPおよびCRM製品の短期および長期計画を明らかにした。

 短期的には、MicrosoftはERP製品「Dynamics AX」の次期版(開発コードは「AX 6」で、正式名称は「Dynamics AX 2012」)が2011年8月に製造工程向けリリース(RTM)となる予定を発表した。同社関係者によると、ベータ版は4月4日にリリースされたという。

 Microsoftの幹部はまた、ERP製品の「Dynamics SL 2011」とCRM製品のオンプレミス版「Dynamics CRM 2011」の一般提供を開始したことも発表した。同じくERP製品の「Dynamics GP 2010 R2」については、2011年5月1日に一般提供を開始する予定となっている。

 長期的計画としては、Dynamics ERPのクラウド版が「Windows Azure」でホスティングされるようになると語った。現在、Microsoftの「CRM Online」製品はAzureでホスティングされていないし、4種類あるERP製品もAzureベースではない。

 筆者更新情報1:Microsoftの幹部は「次期」ERPメジャーリリースはAzureベースになると述べたが、「次期」CRMリリースがAzureベースとは述べなかった。Microsoftの広報担当者によると、最終的には、Dynamics CRMもAzureでホスティングされるとのことだ。

 Microsoftの幹部は、Azureでホスティングが予定されているこれらのサービスの実際の提供がいつになるのかの時期については言及していない。だが、同社はCRM製品の開発/提供の時間枠を高速化するもようで、最新版を12カ月~18カ月おきにリリースするとしている。つまり、Dynamics CRM Onlineの次期リリースは2012年から2013年の間のいつになっても不思議はないことになる。だからといって、次期版がAzureベースになるとは限らない。

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 MicrosoftのMost Valuable Professional(MVP)でDynamics AX関連に特化したブログを持つBrandon George氏は、「AX 7」のリリースは2014年に提供開始となり、MicrosoftがCRMでとったのと同じステップを経るだろうと予想する。つまり、オンライン版がオンプレミス版の前にリリースされるという流れだ。

 筆者更新情報2:Microsoftの広報担当者によると、2012年に提供が予想されるポートフォリオのうち、次のメジャーERP製品は「Microsoft Dynamics NAV」(開発コード「NAV 7」)になるという。この製品は、初のクラウド対応ERPソリューションになるとのことだ。

 同社広報担当者は、Azureへの移行によりERP製品ファミリを統合したり、現在4つのラインを持つERPの種類を減らすことはないと述べている。

この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

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