Microsoftは米国時間4月1日、同社最新のERP製品「Dynamics SL ERP」(Dynamics SL 2011)の一般提供をひっそりと開始した。
Dynamics SL 2011は、2011年にMicrosoftが提供を予定しているERP製品の1つとなる。Microsoftはこのほか、2011年前半に「Dynamics GP 2010 R2」の提供を予定しており(アトランタで4月10日に開幕するMicrosoft Convergence 2011で、RTMが発表されてもおかしくない)、第3四半期には「Dynamics AX 6」が登場する予定だ。
Dynamics SL 2011は、役割別のユーザー機能が加わっている。このほか、50種類以上の事前設計された検索オプションを提供する「Quick Query」、請求書や購入指示書のようなドキュメントを送信できる「Quick Send」なども特徴となる。Webサービスの仕組みを利用して、「Microsoft Project Server 2010」「SharePoint 2010」「Office 2010」「SQL Server 2008 R2」「Microsoft Dynamics CRM」と統合もできるという。
Dynamics SL 2011の公式ローンチイベントは、米国では4月10日から6月30日に展開される予定だ。
このほかのDynamics関連ニュースとして、Microsoftはすでに自社ERP製品とサードパーティーのヘルスケア関連製品間でのクロスセルの強化を図っているようだ。Microsoftは3月初め、HealthVault」「Amalga」「Sentillion」などのヘルスケアソフトウェアおよびサービスを開発するヘルスソリューショングループを、ビジネスソリューショングループ下に移している。
MicrosoftとUNI/CARE Systemsは3月29日、UNI/CAREの電子カルテ(EHR)技術「Pro-Filer 2011」とMicrosoft Dynamics CRM 2011をペアで提供する計画を発表している。Microsoftはまた、「Health Plan Sales for Microsoft Dynamics CRM」というウェブページを用意したほか、ヘルスケアプロバイダーのINTEGRIS Healthと提携してDynamics CRMとINTEGRISの医者の関係管理製品を統合する計画も明らかにしている。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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