Adobe Systemsは、ユーザーに深刻な問題を引き起こすおそれのある「クリティカルな脆弱性」を「Flash Player」で発見した。
同社は米国時間3月14日、この脆弱性により、ユーザーのコンピュータまたは携帯端末がクラッシュしたり、さらに深刻な問題として、「影響を受けたシステムが攻撃者によって制御される可能性がある」と述べた。これまでのところ同社は、Flashファイル内、および「Microsoft Excel」を介してこの脆弱性が悪用されているのを発見している。Adobeは、「Adobe Reader 9.x for UNIX」「Adobe Reader for Android」「Adobe Reader 8.x」「Adobe Acrobat 8.x」はこの問題の影響を受けないと述べている。
同脆弱性は、Windows、Macintosh、Linux、Solarisなど、すべての主要なOSで稼働する「Adobe Flash Player 10.2.152.33」とそれ以前のバージョンに存在する。また、「Flash Player 10.1.106.16」とそれ以前のバージョンを稼働する「Android」搭載端末も影響を受ける。
Adobeはこの脆弱性に対する修正を来週中にリリースする予定である。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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