「iPad 2」に搭載されているプロセッサとそのパフォーマンスについて、AnandTech、iFixit、iOSnoops、UBMのTechInsightsの技術系サイトが、パフォーマンスレビューや分解レポートを公開している。
Appleはすでに、iPad 2がデュアルコア1GHzの「A5」プロセッサを搭載し、グラフィックは「最大で9倍高速」になったと公表している。
AnandTechによれば、iPad 2のCPUのパフォーマンスは「少なくともウェブブラウジングでは、初代『iPad』の『A4』プロセッサに比べ50%も高速になっていることが分かった」という(より詳細なベンチマークはこちらにある)。
ただし、iOSnoopsによれば、高速になった理由はクロック速度が上がったことではないという。「新しいAppleのA5プロセッサは、第1世代iPadに搭載されていたAppleのA4プロセッサに比べコアの数は2倍になったかもしれないが、それぞれのプロセシングコアのクロック速度は実際には遅くなっているようだ。iPad 2の初期ベンチマークをとっているときに、偶然興味深いことを発見した。A5は、A4のように1GHzで動作するのではなく、およそ890MHzで動作していた(A5の速度は一定ではないようで、iPad 2で動作しているアプリによって変化する)」(iOSnoops)
グラフィックに関しては、新しいImagination Technologies製「PowerVR SGX 543MP2」グラフィックプロセッサによるグラフィック性能は、AnandTechによればiPadの3倍から5倍に向上しているという。
チップの製造元について、TechInsightsは、A5は「間違いなく、サムスンによって45nmプロセス技術を使用して製造されている」と述べている。また、512Mバイトのシステムメモリが搭載されているようだ。ストレージについては、iFixitが、東芝製「TH58NVG7D2FLA89」16GバイトNANDフラッシュメモリモジュールが搭載されていることを明らかにした。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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