新しいスマートフォンのもう1機種は「Veer」で、HPによると、同デバイスの位置づけは、発表時に同社が「大きな電話機」と表現したデバイスを代替するものだという。Veerは、Preをサイズ的に小型にしたようなデバイスで、同様のスライドダウン式キーボード、HSPA+、802.11 b/g Wi-Fi、EDR対応Bluetooth 2.1、8Gバイトストレージ、800MHz Snapdragonプロセッサを搭載する。
Veerは、他のHP製webOS搭載携帯電話と同様にWi-Fiホットスポットとしても機能するため、他の電子機器とのネット接続を提供する。HPは、Veerの出荷開始を春頃と述べているが、価格については明らかにしなかった。
HPが今回発表した新デバイスに関する名称と主な仕様は、同社が9日朝に開催した発表イベントより前に、同社ウェブサイトで明らかになってしまっていた。
HPは、新しいデバイスの発表の一部として、webOS 2.1の詳細についても語った。HPによると、同OSは、音声ダイヤルやマルチタスクの改善を含む50の新機能を搭載しているという。同OSは、新しい3つのデバイスに搭載されるとともに、「Pre 2」のような従来機種でもソフトウェアアップデートとして提供される。
webOS 2.1に搭載される最も大きな新機能として、webOS間での相互接続があり、タブレットとwebOS搭載携帯電話とで情報の共有が可能となる。相互接続には、アプリケーションの通知機能、そして、「Touch to Share」と呼ばれる新機能を使ったブラウザ履歴などが含まれる。Touch to Shareは、近距離にある2台のwebOS搭載デバイス間でデータ送信を確立して、データを共有する。
webOS 2.1に搭載される別の新機能には、「Exhibition」と呼ばれるフォトギャラリー機能がある。HPによると同機能を使うことで、HPプリンタを使ったワイヤレス印刷が可能になるという。Exhibitionでは、デバイスに保存されている写真だけでなく、Facebookなどに保存されている写真もスワイプして表示できる。
HPは、webOSをフルサイズのPCやノートPCに採用する時期に関して明言は避けた。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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