HP、「TouchPad」タブレットを発表--「webOS」はPCにも搭載へ - (page 2)

文:Josh Lowensohn(CNET News) 翻訳校正:編集部2011年02月10日 07時13分

 新しいスマートフォンのもう1機種は「Veer」で、HPによると、同デバイスの位置づけは、発表時に同社が「大きな電話機」と表現したデバイスを代替するものだという。Veerは、Preをサイズ的に小型にしたようなデバイスで、同様のスライドダウン式キーボード、HSPA+、802.11 b/g Wi-Fi、EDR対応Bluetooth 2.1、8Gバイトストレージ、800MHz Snapdragonプロセッサを搭載する。

HPのVeer。 HPのVeer。
提供:HP

 Veerは、他のHP製webOS搭載携帯電話と同様にWi-Fiホットスポットとしても機能するため、他の電子機器とのネット接続を提供する。HPは、Veerの出荷開始を春頃と述べているが、価格については明らかにしなかった。

 HPが今回発表した新デバイスに関する名称と主な仕様は、同社が9日朝に開催した発表イベントより前に、同社ウェブサイトで明らかになってしまっていた。

webOSの今後

 HPは、新しいデバイスの発表の一部として、webOS 2.1の詳細についても語った。HPによると、同OSは、音声ダイヤルやマルチタスクの改善を含む50の新機能を搭載しているという。同OSは、新しい3つのデバイスに搭載されるとともに、「Pre 2」のような従来機種でもソフトウェアアップデートとして提供される。

 webOS 2.1に搭載される最も大きな新機能として、webOS間での相互接続があり、タブレットとwebOS搭載携帯電話とで情報の共有が可能となる。相互接続には、アプリケーションの通知機能、そして、「Touch to Share」と呼ばれる新機能を使ったブラウザ履歴などが含まれる。Touch to Shareは、近距離にある2台のwebOS搭載デバイス間でデータ送信を確立して、データを共有する。

新しい相互接続機能では、アプリケーションの通知を確認したり、デバイス間でブラウザ履歴を共有できる。 新しい相互接続機能では、アプリケーションの通知を確認したり、デバイス間でブラウザ履歴を共有できる。
提供:HP

 webOS 2.1に搭載される別の新機能には、「Exhibition」と呼ばれるフォトギャラリー機能がある。HPによると同機能を使うことで、HPプリンタを使ったワイヤレス印刷が可能になるという。Exhibitionでは、デバイスに保存されている写真だけでなく、Facebookなどに保存されている写真もスワイプして表示できる。

 HPは、webOSをフルサイズのPCやノートPCに採用する時期に関して明言は避けた。

この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)

-PR-企画特集

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]