今回のニュースを表現するには「ついに」という言葉をつかうのが適切だろう。「ついにSkypeが自社のVoIP iPhoneアプリケーションに双方向ビデオチャットを加えてライバル達に一歩近づいた」というように。今回の機能追加は、Fringの双方向ビデオ通話アプリケーションが6月にiPhoneのApp Storeに登場し、続いてAppleが「Face Time」ビデオチャットソフトウェアを発表して以来、Skypeウォチャーやユーザーにとって待ちに待ったものといえるだろう。
全世界のiPhoneユーザーがまず知っておくべきことは、無償のiPhone版Skypeに対するアップデートがApp Storeに登場しているということだ。世界各国において順次公開されると思われるので、App Storeですぐに見つからなくても慌ててはいけない。
今回のiPhone版Skypeは、予想されていた機能の多くを搭載している。双方向ビデオ通話は、3GおよびWi-Fiネットワーク上で利用可能で、横向き画面でも縦向き画面でも機能する。通話のミュート、通話の発信時および受信時における音声のみ、または、音声および画像の利用、前面カメラと背面カメラの選択が可能となっている。iPhone用Skypeアプリケーションでは、インスタントメッセンジャーやSMS(非通話時のみならず通話中でも利用可能)、そして、ステータスメッセージのアップデートなど、その他の機能もこれまで同様に使える。また、友達リストにいるユーザーとのやりとりを表示する履歴タブもある。
最近リリースされたooVoo Mobile(Android用)同様、iPhone版Skypeは、デスクトップやモバイルに関わらず、Skypeのネットワーク上にいるユーザーに対してなら利用が可能。ビデオ通話の発信は、背面もしくは前面カメラを搭載するAppleデバイス(iPhone 4、第4世代iPod touch、iPhone 3GS)で可能だが、受信は「iPad」や第3世代iPod touchでも可能だ。また、ボーナス的な機能として、デスクトップ版Skypeのユーザーは、 iPhone版Skypeユーザーとコンピュータスクリーンの様子を共有できる。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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