SkypeのVoIPサービスは今では多くのMacユーザーに浸透しており、世界のどこにいてもコンピュータ間で無料通話ができる機能は非常に人気が高い。Mac OSに対応した最新版は「Skype 2.8 for Mac OS X」で、Windows版の「Skype 5.0 for Windows」に比べると若干後れをとっているが、米国時間11月4日に「Skype 5.0 Beta for Mac OS X」が公開され、期待のもてる新機能が追加された。
Skype 5.0 Beta for Mac OS Xは「iTunes」で見慣れたタイプのインターフェースとなり、連絡先から検索してチャットクライアント、USBまたはBluetoothのハンドセット、ビデオ通話などで簡単にコミュニケーションできる。しかし、最新ベータ版の新機能はそれにとどまらず、さらに柔軟性が増してプログラムを簡単に利用できるようになっている。
複雑だったマルチウィンドウのインターフェースは廃止され、プログラムの全ての要素が1つのウィンドウに統合されている。連絡先リストを別に作らなくても既存の連絡先を簡単に検索できるように、Macのアドレスブックと完全に統合された。通話やその他の着信があると新しい通話コントロールバーがポップアップし、ブラウザなどのプログラムの上に表示され、誰からの通話か一目で確認できる。また、新しいダイヤルパッドを使うと通話やチャットを簡単に始められる。
しかし最大の変更点は、最初に1人の相手と通話を始めた後で会話に参加者を追加してグループビデオ通話を開始し、マルチウィンドウの動画チャットセッションができることだ。グループビデオ通話を行うには、参加者全員が最新版のSkype 5.0 Beta for MacまたはWindows版を利用している必要がある。また、グループビデオ通話機能はまだ開発途中だとSkypeは述べている。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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