ルクセンブルクを本拠とするSkypeは現地時間10月5日、「Android」搭載機器でインターネット電話サービス「Skype」による通話を可能にする無料ソフトウェア「Skype for Android」のダウンロード提供を開始したと発表した。
ユーザーはSkype for Androidを使用して、Skypeアカウント、携帯電話、または固定電話に発信できる。また、Skypeを利用する友人と連絡しあう際にこのアプリケーションを介してテキストメッセージを送受信することも可能だ。すべての情報を1カ所にまとめておきたい場合は、自身のアドレス帳をSkypeと同期できる。同社はまた、ユーザーはSkypeから個別に割り当てられる自身のオンライン番号で着信できるようになると述べた。
ただし、いくつか制約がある。第1に、Skype for Androidは「Android 2.1」以降を搭載する機器でしか利用できない。また、米国の顧客に対してはWi-Fiを介してのみSkypeによる通話が可能だと同社は述べている。米国以外の各国では、Wi-Fiおよび3G接続を介して電話をかけられる。またSkypeによると、現時点で日本と中国では提供されていない。
Skypeは、「HTC Desire」およびGoogleの「Nexus One」を含む複数の機器でこのソフトウェアをテストしたが、他の機器では「機能性や互換性を完全に保証できるわけではない」と述べた。実際、サムスンの「Galaxy S」では「いくつかの問題を認識」しているという。さらに重要なことに、「Android Market」で提供されているSkypeの製品説明には、Galaxy Sの4モデルをサポートしないと記載されている。Skypeはプレスリリースの中で、今後こうしたアプリの問題に対処していく計画だと述べた。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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