あるアナリストの米国時間12月23日付けのメモによると、Appleの次期「iPad」は、同社の消費者向け携帯型製品としては初めて、デュアルコアチップを搭載する予定だという。これが真実かどうかは定かではないが、Appleの「iPad」は、近々登場予定のMotorolaのタブレットやRIMの「PlayBook」(ともにデュアルコア搭載)などと競い合うために、いずれはデュアルコアへと移行する必要がある。
Rodman & RenshawのアナリストであるAshok Kumar氏が23日にリリースした調査メモによると、「Appleは2011年3月までにiPadを、2011年晩夏までに『iPhone』を刷新する準備を順調に進めている。両プラットフォームにおける主要なコンポネントのアップグレードは、ARMの1GHzの『Cortex A9』コア2基を利用したデュアルコアプロセッサになる予定である」という。
デュアルコアプロセッサを使用すると、OSが2つのコアを十分に活用するように設計されている場合、PCのようなマルチタスキングが可能となる。
またKumar氏は、iPadの供給と需要の関係についても述べている。「iPadの供給は、需要を十分に上回っており、Appleは1四半期あたり約600万台という出荷台数を維持することができる。この出荷台数を維持した場合、Appleは2011年の予測市場の約半分のシェアを占めることになる」とKumar氏は記した。
同氏は、Verizon版iPhoneについても言及した。「iPhone出荷台数も2011年の間、1四半期あたり約1500万台の水準を維持する可能性がある。Verizon版の投入により、出荷台数はさらに800万台増加する可能性がある」と同氏は記している。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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