エフセキュアは12月15日、「ホリデーシーズンのオンラインショッピング」調査の結果を発表した。
調査結果によると、回答者の60%はホリデーシーズンの買い物を必ずオンラインで済ませる予定だと答えており、25%は実際に実物を見た上でオンラインショップを利用する可能性があるとしている。ほとんどすべての買い物をオンラインショッピングで行っているとの回答は71%に上っている。オンラインショップは、営業時間に関係なくいつでも買い物ができる利便性があるためだという。
また、回答者の3分の1はFacebookでバーゲン情報を探していると回答した。F-Secureのセキュリティ研究所は「バーゲン情報を求めるあまり、ネット情報に翻弄され、不要な危険を冒す可能性がある」と、警鐘を鳴らしている。
その一方で、回答者の74%はサイトの安全性を事前に確認するなど、オンラインで購入ボタンを押す前にセキュリティに気を配っているという。しかし回答者の78%は、検索エンジンを利用して買い物をしていることがわかった。これにより、ユーザーが“SEOポイズニング”などによって悪意のあるサイトに誘導され、フィッシング詐欺やマルウェア感染の危険性にさらされている可能性があるとしている。
セキュリティ研究所は「買い物は信頼できるサイトだけで行うようにし、そのサイトが提供している検索ツールを利用する」ことを勧めている。どうしても欲しい商品が見つからないときは、通常のGoogle検索ではなくGoogle Product Searchなどの専門的な検索ツールを使用することで、悪徳業者や詐欺などの危険性を低減することができるとしている。
調査は、F-Secureが第三者機関であるSurveyGizmoを通して11〜12月に、F-Secureのブログ「Safe and Savvy」の読者340人を対象にグローバルで実施した。
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