これまでのところ、2010年のホリデーオンラインショッピングは好調である。そして市場調査企業comScoreは、この傾向が続くと考えている。
comScoreによると、11月に入ってからの3週間に消費者がオンラインショッピングに費やした金額は90億1000万ドルで、前年同期の79億5000万ドルから13%増加したという。
comScoreは、11月と12月の2カ月間のオンライン支出は324億ドルになると見込んでいる。ホリデーショッピングシーズンにあたるこの2カ月間の2009年の消費者支出は291億ドルであった。またcomScoreは、1〜10月のオンラインにおける消費者支出は1099億ドルで、前年同期の1007億ドルから9%増加していると述べた。
comScore会長のGian Fulgoni氏は声明で、「オンライン支出の合計は、景気が後退する前の2007年を上回る見込みである」と述べた。「2010年のホリデーシーズンの売上高は過去最高を達成することが予測される」(Fulgoni氏)
またcomScoreは、約500人の消費者を対象に、ウェブでのショッピングにおける購買動向に関するアンケートを実施した。回答者の40%は、割引などの特典は2009年と「ほぼ同程度」であると述べたのに対し、36%は2010年の方が「割引、特売、特典が多い」と思うと回答した。
送料無料も、オンラインショッピングをする消費者にとって非常に重要である。comScoreによると、回答者の44%が「送料無料の商品を積極的に検索する」と述べ、33%が送料無料でければ「購入しない」と回答したという。
comScoreは、消費者が何を購入しているかまでは調査しなかった。しかし、子どもの希望が通っているとすれば、Appleの「iPad」などの著名なハイテク機器が人気なのだろう。Nielsenが今週発表した調査結果によると、6〜12歳の子どもが最も欲しい商品は、Appleのタブレットであるという。ティーンエイジャーが最も欲しい商品は、コンピュータであった。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス