以前から予想されていたGoogleのデジタル書籍販売市場への参入を、2010年末までには目にすることになるかもしれない。
「Google Editions」は2010年春に発表され、夏にローンチされるとみられていたが、Googleの広報担当者であるJeannie Hornung氏は米国時間11月30日、米CNETに対し、12月中に米国で公開される見通しだと語った。Hornung氏は9月、野心的なプロジェクトであるGoogle Editionsをローンチすることの難しさを米CNETに明かし、「このサービスは準備が整ったときにローンチする、というのが本当の答えだ」と話していた。
Google Editionsはデジタル書籍の発行社に新たな販売チャネルを開放すると同時に、急速に拡大するデジタル書籍市場でAmazonとAppleの新たなライバルになるとみられている。しかし、Google Editionsの主要な差別化要素は、「好きな場所で購入し、好きな場所で閲覧する」というアプローチだ。つまり、AmazonやAppleの顧客がオンラインストアを通してデジタル書籍を購入するのとは異なり、Google Editionsの顧客はウェブブラウザを通してのみアクセス可能なタイトルを購入することになる。顧客はパーソナルコンピュータやスマートフォン、タブレットコンピュータなど、インターネットに接続可能なあらゆるデバイスを使ってGoogleのサーバ上にある書籍にアクセスできるようになる。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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