「iOS 4.2」アップデート--新機能をまとめて紹介 - (page 2)

文:Erica Ogg(CNET News) 翻訳校正:川村インターナショナル2010年11月12日 11時34分

 Netflixは、iPhoneとiPad用のアプリケーションになっているほか、Apple TVでも利用可能であり、すでにAirPlayを使わずに同じことをしている。しかし、AirPlay機能は「iTunes」以外のコンテンツでも使えるだろうか。例えば「Pandora」や「Hulu Plus」などの音楽ストリーミングサービスではどうか。アプリケーション開発者が自分のアプリケーションでAirPlayを個別にサポートする必要があるのか、それともAirPlayのサポートはデフォルトになっているのかどうかは不明だ。

 また、アプリケーションはどこにあるのが適当だろうか。Apple TVからはApp Storeにはアクセスできないため(今のところは)、AirPlayを使って、大画面テレビ上でゲームをしたり、アプリケーションを開いたりすることができれば、現在の形のApple TVの魅力は確実に高まるだろう。

AirPrint

 iOS 4.2では、iOS搭載デバイスからネットワークプリンタを使った印刷も可能になる。「AirPrint」はWi-Fi経由で使用でき、ユーザーのネットワーク上のプリンタを自動的に検出する。ドライバを追加する必要はない。

 周知のように、AppleはHewlett-Packard(HP)と契約を交わしており、HP製の最新プリンタはすべてAirPrint対応になる。

 これはiPadユーザーにとってはかなり重要なことだ。AppleはiPadを生産性向上につながるデバイスとして売り込んでおり、生産性アプリケーションを勧めているのに、iPadから直接印刷する簡単な方法は用意していなかった。もちろん、AirPlayの登場によって、iPadから印刷できるアプリケーションを作成していた一部の開発者との関係は絶たれることになる。

iPadへのマルチタスキング機能などの追加

 iPhoneでは「iOS 4.0」で実現していた機能が、iOS 4.2からはiPadでも使えるようになる。マルチタスキング(複数のアプリケーションを同時に稼働させておく機能)や、アプリケーション整理のためのフォルダ作成機能、「Game Center」へのアクセスなどだ。

 アプリ内で明るさを調節できる機能も、マルチタスクバーの一部として追加されている。これまでは、使用していたアプリケーションを終了させてから、iPadの設定メニューの中を探す必要があった。

iPadの新しいマルチタスクバー iPadの新しいマルチタスクバー
提供:CNET

CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)

-PR-企画特集

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]