Microsoftが、身ぶりでデバイスを操作できるようにする技術を手がけるCanestaを買収することが、米国時間10月29日に明らかになった。
買収の金銭的詳細は公表されていないが、Canestaの最高経営責任者(CEO)であるJim Spare氏が声明の中で述べているように、「今後10年間に、あらゆるデバイスでナチュラルユーザーインターフェース(NUI)による入力が一般的になることに疑問の余地はほとんどない」ことを、Microsoftによる今回の買収は示唆している。「エンタープライズから消費者向け製品まで広範な領域をカバーするMicrosoftの、市場での存在感とUNIへの積極的な取り組みがあれば、われわれの技術を最大限に開花させる多くのアプリケーションにこの技術が幅広く採用されることを確信している」と、Spare氏は語っている。
Canestaは、ノートPC、ゲーム機、テレビの前に人物などをカメラで3D画像として捉え、ユーザーが顔の表情や手の動きでデバイスを操作できるようにする技術を開発している。
Canestaは以前、同技術をテレビに組み込むため日立と契約を交わしている。ソニーも「PlayStation」のアクセサリ「EyeToy」にCanestaの技術を組み込んでいる。現在、「Xbox 360」対応の「Microsoft Kinect」も、よく似たモーションコントロール技術を使っている。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス