Lynch氏はまず、ウェブサイト開発におけるマルチスクリーン対応について語った。HTMLベースの1つのコンテンツを複数のデバイスに対応させたい場合、デバイスのスクリーンサイズに応じた複数のスタイルを用意しておき、自動的に切り替えるといった方法がとられる。Lynch氏は「Dreamweaver CS5」に追加される新機能として、こうした切り替えに対応したサイトを容易にデザインできる拡張機能を提供するという。
また、HTMLおよびCSSによるモーショングラフィックための新ツールとして、開発中の“EDGE”と呼ばれるオーサリングツールを披露した。Flash風のタイムラインを備えたインターフェースを使って、画面上のオブジェクトに対してアニメーションを設定できるもので、作成した成果物は、HTMLとCSSによって表現される。jQueryをベースに開発されており、現在プロトタイプの段階にあるという。Adobeでは、HTML5+CSS3によるサイト開発とFlashによるコンテンツデリバリを「補完的なもの」と位置づけており、ユーザーがニーズに応じて必要なツールを選ぶための選択肢を提供するとしている。
そのほか、ウェブコンテンツの最適化の分野においては、ウェブ解析プラットフォームである「SiteCatalyst」の機能を強化。サイトの読者が「どのような機能が有効」で「どんなブラウザ」を利用しているか、「どのようなモバイル機器」で利用しているかなどを分析し、効果的なサイト構築を行えるようサポートするという。
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