リクルートは10月18日、100%出資子会社「ニジボックス」の設立を発表した。設立 予定日は11月1日。資本金は1億円。代表取締役社長にはリクルート メディアテクノロジーラボ(MTL)局長の木村稔氏が就任する。
MTLは、リクルートの中でもネット関連事業のR&Dを担当する部門。これまで、ウェブサイトやリサーチ、モバイル向けサービスなどの開発に取り組んできた。
その中の「デジタルコンテンツユニット」では、モバイル向けの交換ノートサービス「ハモニナ」やソーシャルアプリの「セルキラ」をはじめとして、28の公式サイト、2つのソーシャルアプリ、2つのスマートフォンアプリを公開してきた。すでに年間3〜5億円の売り上げがあり、事業化のめどがついたことから新会社設立に至ったという。
新会社はデジタルコンテンツユニットを分社化する形で設立される。同ユニットは現在従業員はアルバイトなども含めて約30人だが、今後はスタッフを増強して40〜45人体制でのサービス開発を目指す。MTL自体は今後も存続する。
ニジボックス設立後、2011年1月付けで、MTLのデジタルコンテンツユニットで提供してきたサービスの事業を同社に移管する予定。さらにモバイルコンテンツやソーシャルゲーム、スマートフォンアプリなど、1年で150程度のサービスを提供していく予定だという。当面はソーシャルゲームの提供が中心になるとしている。
今後は他社との協力、提携なども検討するほか、海外進出も視野に入れる。3年で累計1000サービスの国内外リリースを目指す。
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