クラウドソーシングで「社会基盤を変える」--アルカーナがアポロンで狙う新市場

岩本有平(編集部)2008年10月16日 08時00分

 アルカーナが9月30日に公開したコミュニティサイト「アポロン」。仕事を依頼したいユーザーと仕事をこなす才能を持っているユーザーをサイト上で結びつける、ソーシャルネットワーキングサービスをベースにしたビジネス向けのサービスだ。

起業時から持っていたアイデア

 「独立した時、ビジネスのアイデアを300以上を考えていたんです。アポロンはその中からビジネス化を実現したサービスの1つです」。そう話すのは、アルカーナ代表取締役社長の原田和英氏だ。

アルカーナ代表取締役社長の原田和英氏 アルカーナ代表取締役社長の原田和英氏

 学生時代にソーシャルネットワーキングサービス(SNS)に興味を持ち、その後SNS関連の書籍執筆やコンサルティングも手がけていた原田氏が起業したのは2007年6月。その5カ月後には初の自社サービスとなる「ドリームエクスペリエンス.jp」を公開した。これは「無人島を購入する」「ミュージシャンとしてデビューする」といった、ユーザーの「夢の実現」をテーマにしたECサイトだ。

 今回公開したアポロンはこれに次ぐ自社サービス。これは企業などが、1人もしくは特定のグループで行っていた作業について、インターネットなどを通じて不特定多数で協力して行う「クラウドソーシング」を実現するというものだ。

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