ネットブックは今--タブレットへと向かう小型PCトレンド - (page 3)

文:Erica Ogg(CNET News) 翻訳校正:川村インターナショナル2010年09月16日 07時30分

 ネットブックに代わって、タブレットがローエンドノートPC市場のシェアを奪いつつあるのかもしれない。iPadはAppleがこれを発売してからまだ6カ月足らずだが、すでにPC購入者がノートPCの購入を迷ったり先送りにしたりする原因になっていると言われている。

 UBSのアナリストMaynard Um氏は米国時間9月8日、調査に関する顧客向けのコメントで、iPadからのプレッシャーが原因となって、「ベンダー各社が先を争って」iPadにそっくりのデバイスを売り出そうとしていると述べている。

 「この影響の大部分がローエンドPCの販売に及んでいるとわれわれは考えている。iPadの価格はローエンドPCの価格帯に近く設定されており、このセグメントに属するものを購入しようとしているコンシューマーにとって魅力的なものとなっているためだ。iPadが完全にPCの購買層を奪っているという考えには賛成しない。iPadの機能はまだノートPCの機能と完全に肩を並べることはできないからだ。ただし、iPadを購入するコンシューマーの方が、PCの購入や既存PCのアップグレードを先延ばしにする気になりやすいとはいえるかもしれない」(Um氏)

 これは1社のベンダーの1つの製品としては注目すべきことだが、間もなくiPadに似たデバイスが多く発売されるだろう。Dellの「Streak」やサムスンの「Samsung Galaxy Tab」に加え、HPやResearch In Motion(RIM)が今後数カ月で生み出す製品によって、そもそもネットブックの魅力とは何だったのかを思い出すことは難しくなるだろう。

この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

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