台湾のあちこちのケータイショップを回ってみたところ、多くの店舗で扱われているトンデモケータイを発見。これはきっと人気商品なのか、あるいは何か特別な製品なのかもしれない。価格を聞いたところ1万円以下で、これは中国大陸と同じ程度の値段だ。まぁ元々がコストが不明のトンデモケータイ、世界中どこに行っても同じような値段で売られているのかもしれない。
ということで今回入手したのは長江というメーカーのT188という機種。パッケージは小型・コンパクトで中国にありがちな「無駄に大きい」「デザインがイマイチ」なものとはちょっと違う。ちゃんと台湾向けに作られたパッケージになっており、表記されている文字も台湾や香港で使われている「繁体字中国語」、日本で言うところの旧字体だ。中国で売っているものをそのまま持ってきているのではなく、ちゃんと台湾向け製品として出しているあたりはメーカーの本気度合いが伝わってくる。
だがパッケージをよく見てみると、なにやら海外旅行保険の案内が記載されている。このメーカーの携帯を買って指定されたところに電話をかけると、全員に海外旅行保険が無償でもらえるそうだ。これってもしかして個別に保険を買うよりも、このケータイを買ったほうが保険代として安くなる?海外旅行に出る5日以内に電話をすればよいそうだが、本当に保険をもらう人なんているんだろうか?
ちなみにパッケージを開けたら最初に入っているのがやっぱりこの保険のパンフレット。こうなるとケータイを売りたいのか実は保険を買わせたいのか、どっちなのかわからなくなる。台湾はこの手の「おまけ商法」が多いようなのだが、ケータイのパッケージにわざわざ印刷までしちゃうあたり、広告効果が高いってことなんだろうか?
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