Sony Internet TVにどのようなものが伴うかについて、現時点ですべてが分かっているわけではない。明らかにまだ初期段階にある。2010年秋にBest BuyとSony Styleストアで発売されることは明らかになっているが、ソニーはどの程度の価格に設定するかまだ分からないとしている。ただし、ホームエンターテインメント担当シニアバイスプレジデントのBob Ishida氏は、通常のテレビよりも割高になるのは間違いないと述べている。「もちろん(価格は)上がる。より強力なものだからだ」(Ishida氏)
Sony Internet TVにはリモコンも含まれる予定だが、ソニーはそれについての詳細は明らかにしていない(Googleによると、Google TVを使うにはリモコンとキーボードが必要だという)。
現在のテレビはブランドによる違いが小さい。また、近いうちにすべての競合他社がGoogleの無料のGoogle TVプラットフォームを利用できるようになる。そこで誰もが疑問に感じるのは、ソニーはどのようにして差別化を図るのかということだ。Stringer氏によれば、ソニーはこのプラットフォームに関して最初からGoogleと協力してきたため、時間という点で他社よりも有利な立場にあるという。「われわれは6カ月間リードしている」とStringer氏は述べる。同氏はさらに、ソニーには競合他社が必ずしも持てないであろうコンテンツもあるとしている。
今のソニーには、インターネット接続型ホームエンターテインメントデバイスに関して、3つの異なる戦略が存在しているという問題もある。
ソニーは既に、「PlayStation Network(PSN)」(「Qriocity」としても知られている)を有している。これは、「PlayStation 3(PS3)」所有者がエンターテインメントコンテンツを閲覧して、自分のゲーム機にダウンロードできるようにするものだ。また、ソニーのウェブ接続型HDTVにも「Sony BRAVIA Internet Video Link」という機能が搭載されており、テレビ所有者はテレビから直接、オンラインコンテンツにアクセスすることができる。
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