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流出「iPhone」の波紋--米法から見たGizmodo記者自宅への家宅捜索 - (page 2)

文:Declan McCullagh and Greg Sandoval(CNET News) 翻訳校正:川村インターナショナル2010年04月30日 12時06分
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 Gawker Mediaのブログネットワークの一部であるGizmodoの編集者は先週、同サイトが将来の「iPhone 4G」の試作品と考えるものに5000ドルを支払ったと述べた。記事によると、この携帯電話は3月、Appleのソフトウェアエンジニアがカリフォルニア州レッドウッドシティのバーに置き忘れたもので、ある人物がこれを発見しGizmodoに接触したという。Gizmodoは以前から、未発表のApple製品に対し、相当の金額を支払う意志があることを示唆していた。EngadgetなどGizmodo以外のガジェットブログにも接触があったため、捜査の対象が拡大するものと思われる。

 ジャーナリストを保護する法律よりも、犯罪捜査が優先される場合があるということは、特に驚くべきことではない。米最高裁判所は次のように述べている。「憲法修正第1条が、報道その他を守るために、報道記者やその情報源に対し、正当な刑法に違反する権利を与えているという主張には根拠がない。これらの訴訟では誰もそのような主張はしていない。文書を盗んだり、プライベートを盗聴したりすることで、報道価値のある情報を得られるかもしれないが、情報の流通にどのような影響を与えようとも、報道記者も情報源もこうした行為に対する有罪宣告を免れるものではない」

 1872年までさかのぼって、カリフォルニア州法では、遺失物を発見し、その所有者であると思われる者を知りながら、「その物品を私用のために着服した」者は誰であれ、窃盗罪を犯したことになる。ジャーナリストも例外ではない。さらに同州法では、違法に入手したことを知りながら物品を受け取った人間も1年以下の禁固刑を課される。

 物品が他者の所有物であろうことを知っていることは、以前から、有罪の宣告につながっている。カリフォルニア州控訴裁判所はかつて、次のような判決を下している。「被告が直接、その物品が盗まれたものであることを聞かされる必要はない。状況や推測から分かる場合もある。盗品を所有しており、その物品の所有について満足に説明できない場合や、疑わしい状況である場合、盗まれたものと知りつつその物品を受け取ったという推論に対する、満足のいく説明となる」(カリフォルニア州法は、100ドル以上の価値のある遺失物は警察に届けなければならないとしている)

 米CNEは4月23日、捜索の実施を最初に伝えている。

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